会津に残る八百比丘尼伝説
会津・喜多方エリアでいただける御朱印を調べていると喜多方市金川の金川寺というところに「八百比丘尼伝説」が残っているとのことでしたので、行く前に少し調べてみました。
八百比丘尼伝説とは
八百比丘尼伝説とは「人魚」または「九穴の貝」を食べた娘が、若さを保ったまま800歳生きる八百比丘尼となって全国を旅し、人々の平和と安泰を祈ったというお話でです。日本全国に約120ヵ所の伝承地があり、若狭あるいは佐渡などが中心で、喜多方市金川は伝承の伝わる最北端となるそうです。(しかもそもそも海がありません)
こちらのサイトで詳しく丁寧に解説されています。
山あいに残る「八尾比丘尼伝説」の地、福島県喜多方市・金川寺 | 福島県 | トラベルjp<たびねす>
八百比丘尼は美と長寿を願う人々に信仰されています。これからますます高齢者が増える日本で、人気スポットになるのではと思っています。
御開帳は5月2日
その金川寺の八百比丘尼尊の御開帳は毎年5月2日にあるそうで、ゆかりの品々共々公開されるそうです。私も行ってみたいのはやまやまですが、4月に来て、また行くというのも何なので今年は遠慮して、来年以降の課題としたいと思います。
お寺の周りに駐車場はないので御開帳で人がたくさん来たらどうするのか少し心配ではあります。きっと受け入れ態勢も整えるとは思いますが・・・。
御開帳ではなくても事前連絡すれば、寺宝の福島県重要文化財「木造聖徳太子立像」と喜多方市指定文化財「木造地蔵菩薩立像」は拝観可能なようです。知らなかったので拝観できず残念でした。
会津べこの乳 アイス牧場
金川寺から会津美里町の龍興寺に向かいますが、途中の49号線沿いに会津に来るといつも立ち寄っている会津中央乳業の「会津べこの乳 アイス牧場」に立ち寄りました。
ここのソフトクリームは濃厚でとてもおいしいです。糖質制限をして減量を心がけているのですが、ここではそれを破って食べてしまいます。
いつ行っても全然混んでいなせんが、これは福島県ではいつもの光景で、決しておいしくないわけではありません。そういう所もわたしが福島が好きな所以でもあります。
会津御朱印関連書籍
天海ゆかりの寺「龍興寺」
会津美里町には2度目の来訪
最後に会津美里町にある龍興寺を訪れました。こちらはかの天海大僧正が出家した寺と言われています。
このお寺は「伊佐須美神社」の近くにあるのですが、前回神社へ行ったときは勉強不足で、そういうお寺があることを全然知りませんでした。旅程を決めるときに寺社を全部回れるわけではないので、ある程度の取捨は必要ではありますが今回のは少しひどすぎで反省しています。
とても親切にしていただきました。
例によってカーナビの設定を間違ったらしく、とてつもない細い道に入って難儀しましたが、何とか到着できました。よく見たら広い道でアクセス可能でした。駐車場も余裕で駐車できます。
玄関で御朱印をお願いしたところ、本堂に上げて下さり、さらにお茶まで出していただきとても親切にしていただきました。お寺のこと、住職さんのことなど、いろいろとお話くださり良き旅の思い出になりました。
御朱印は会津三十三観音番外のものと会津五色不動のものをいただきました。また御朱印を兼務している会津三十三観音26番の福生寺観音のものをいただきました。
福生寺富岡観音堂
その後、御朱印をいただいたので福生寺富岡観音堂をお参りしました。
こちらのお寺の創建は不詳ですが、文安3年(1146)の巡礼札が残っていることから平安時代の創建かと推測されるとのことです。
観音堂は室町時代の創建で国の重要文化財に指定されています。これ位のものが鎌倉や東京にでもあれば大変なことになるでしょうが、会津では訪れる人も少なく、ご覧のように半ば打ち捨てられているような状況は悲しい限りです。私の拙いブログを読んで一人でも多くの人が訪れていただければと思います。
レンタカーを返す時間が郡山に19時でしたので、ここから高速で一路戻ることにしました。郡山市内の渋滞に手こずってギリギリの返却でした。
会津・喜多方エリアを駆け足で回りましたが、なかなか濃厚な一日でした。
会津美里町の御朱印はこちら
会津美里町の御朱印【中田観音(弘安寺)・伊佐須美神社・会津薬師寺・龍興寺・富岡観音堂(福生寺)】
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