御朱印旅紀行

全国の寺社を旅行して御朱印をいただいています。

飯坂~霊山~梁川 福島周辺の御朱印巡り

飯坂 医王寺 

  まずは福島、飯坂の医王寺へ。こちらは源義経に仕えて壮絶な最期を遂げた佐藤継信・佐藤忠信兄弟を始めとする佐藤一族の菩提寺です。

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 826年(天長3)年、空海作の薬師如来像を祀り、草堂を建てたことに始まると伝えられる古刹です。

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 福島の名湯「飯坂温泉」を代表する観光地であり、静かな雰囲気で落ち着けるお寺です。御朱印は拝観受付でいただきました。

中野不動尊 

 続いて国道13号線を渡ってフルーツラインを少し走り「中野不動尊」へ向かいます。

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「中野のお不動さま」と呼ばれ、日本三不動の一つで、恵明道人が山神のお告げによって不動明王を祀り不滅の聖火を灯したのが始まりといわれています。
 私の他にも数組の参詣客がおり、境内前にはお土産店などもありましたので、なかなかの賑わいのあるお寺です。

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 境内には滝があり、洞窟内には三十六童子が一つずつ祀られ、見る人を楽しませるような演出なされています。真言宗の祈祷もかなりの「パフォーマンス」が入っていることから空海は密教を日本に導入するにあたって人々を楽しませる演出に相当凝った人なのだなと感じた次第です。

霊山神社

 ここから福島を離れ霊山に向かいます。お目当てはかの北畠顕家ゆかりの「霊山神社」です。福島から海側へ向かう方は本当に「何もない」ところです。と言っても全部が山や野原というわけではなく民家もそこそこあるのですが人の気配がないというかどこか寂しいところです。

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 霊山神社のふもとの北畠顕家像を見て山頂の神社を目指しました。・・・が神社は誰もおらず御朱印はいただけませんでした。建武中興十五社の御朱印を集めているのですがなかなか来られないこちらでいただけなかったのは痛手です。

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 北畠顕家と言えば、ここから猛スピードで西へ進軍し青野ヶ原(関が原付近)で足利軍を破った業績は最期に敗れたとはいえ素晴らしいものです。是非とも御朱印をいただきたかっただけに残念です。


霊山寺 

 気を取り直して近隣の霊山寺へ。

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 こちらは南北朝の動乱によって焼き払われ、跡形もなく消え去りました。その後霊山寺は、寛永17年(1641年)に寛永寺末寺として復興し現在に至っています。

 

 お寺の向かいの食料品店で飲み物を購入し、もう時間も夕方になって来ましたので、最後に梁川の称名寺へ向かいました。

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 こちらは梁川藩から信仰を寄せられたお寺ですが、この梁川藩主から尾張藩主となった徳川宗春ゆかりのお寺でもあります。徳川8代将軍に緊縮財政派の吉宗ではなく、積極財政派の宗春が将軍になっていれば日本の歴史は大きく変わっていたかと思いつつ本日の旅行を終えました。

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