「日帰り温泉」というと専門の施設が話題になることが多いですが、私は「施設が豪華」で「すいていて客層が良い」ホテルの立ち寄り湯の方が断然好きです。
確かに値段は少し高いですが、タオルが使えたりするのでコストパフォーマンス的にはむしろ良かったりします。
今回は、プリンスホテル系列で日帰り入浴可のホテルを「箱根」から2軒、大磯から1軒をご紹介します。
箱根仙石原プリンスホテル
ゴージャスで非日常を味わえる温泉
ここ箱根仙石原プリンスホテルは以前は「ホテル大箱根」という名前で営業していました。
バブル期から施設の素晴らしい豪華なホテルとして知られていましたが、今回、日帰り客も受け付けてくれるということを知りさっそく行ってみました。
以前は、プリンスホテルと言うとバブルのイメージがあって、「値段は高いけれど部屋は狭くて食堂も詰め込みのビジネスホテル並み」ホテルという感覚を持っていましたが、あれから経営陣の変更もあったせいか「敷居の低い高級ホテル」という、私たちにうれしいコンセプトのホテルに生まれ変わっていました。
さて肝心の温泉ですが、 箱根仙石原プリンスホテルの温泉は箱根十七湯の一つ姥子温泉からの引き込みとなっていて、泉質はホテルの表示では単純温泉です。
姥子温泉は他にも「カルシウムー硫酸塩泉(石膏泉)」、「ナトリウムー硫酸塩泉(芒硝泉)」の泉質もありますので、微かに硫黄のにおいがある弱酸性の泉質が感じられ、本格的な温泉気分が味わえます。
温泉施設もとても豪華で、露天風呂は特にゴージャスな作りで非日常的な感覚を味わえます。
もちろん更衣室もとても綺麗です。
もさらに高級ホテルですからエントランス・ロビーは豪華ですし、駐車スペースもホテル前に平置きできますのでとても便利です。
箱根に来たら一押しの日帰り温泉と言えます。
箱根仙石原プリンスホテル日帰り温泉について
泉質:単純温泉(弱酸性)
営業時間:2:00P.M.~6:00P.M.(最終受付5:00P.M.)
料金:大人¥1,500 / こども(小学生)¥750
SEIBU PRINCE CLUB会員 大人¥1,000 / こども(小学生)¥500
SEIBU PRINCE CLUB会員(年会費無料)にはホテルのフロントで当日に加入できますので実質1,000円と考えてよいと思います。
この値段でタオルもホテル備え付けものを使えますので、日帰り専用の入浴施設よりも安いくらいです。
箱根湯の花プリンスホテル
希少なにごり湯を楽しめる高級リゾート
こちらは小涌谷の源泉のすぐとなりにあるホテルです。わざわざ行かないとこんなすごいところにホテルがあるなどとは思えません。
あまりに近いので良く営業許可が出たなと思えるほどで。西武グループの政治力の賜物ではないかと疑ってしまいます。
こちらは仙石原プリンスと比べて小さめのホテルですが、作りは同じ様にバブル仕様で豪華です。
2017年にリニューアルオープンし室内や内装が綺麗になったほか、4F10室に低床ベッドを導入して高齢者への配慮も行き届いています。
さて肝心の温泉ですが、こちらは箱根十七湯の「湯ノ花沢温泉」という名称で、箱根十七湯の中でも一番標高の高い場所にあることから眺望の良い温泉として知られています。
泉質は単純硫黄温泉(硫化水素型)で白濁した、いかにも「温泉らしい」温泉です。
箱根でも希少なにごり湯の硫黄泉は発汗作用があり、湯冷めしにくく美肌湯として評判です。
小さいホテルですので温泉はあまり大きくありませんが、露天風呂はそこそこの広さもあり、何しろあまり人がいませんからゆっくりと温泉を満喫できます。
箱根湯の花プリンスホテル日帰り温泉について
泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)
営業時間:月曜から金曜 1:00P.M.~ 6:00P.M.(最終入場4:00P.M.まで)
土日 12:00 (昼)~ 6:00P.M.(最終入場4:00P.M.まで)
料金:大人¥1,800 / こども(小学生)¥1,080
SEIBU PRINCE CLUB会員 大人¥1,300
SEIBU PRINCE CLUB会員(年会費無料)にはホテルのフロントで当日に加入できます。
箱根エリアの御朱印
大磯プリンスホテル
最新の豪華施設「THERMAL SPA S.WAVE」
2017年7月15日オープンの最新施設。
都心から通勤圏内のエリアにできた豪華リゾート施設です。とにかく施設に「お金がかかっている」感満載で、バブル期を彷彿させる非日常空間です。
海に面した露天風呂は広くて寛げます。仙石原プリンスホテルの露天風呂に設計が似ているので同じデザイナーさんの作でしょうか。
今回は温泉施設のみの使用でしたが、上のフロアにSPA施設もあるので、今度時間のある時にゆっくり行ってみようと思います。
一つ残念なのは温泉の泉質でナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉
( 弱アルカリ性 )ということで、要はほぼ「海水」ということです。この泉質の温泉は有名な温泉地を含めて日本にたくさんありますが、私はあまり評価していません。
それでも「近くて豪華で空いている」というのは大きなポイントですので、貴重な施設であることは確かです。
大磯プリンスホテル日帰り温泉について
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩温泉 ( 弱アルカリ性 )
営業時間:朝 6:00 ~ 24:00(外来受付17:00まで)
料金(温泉のみ):大人¥1,500
SEIBU PRINCE CLUB会員 大人¥1,000
(SPA含む):大人4,500円
SEIBU PRINCE CLUB会員 大人¥3,800
SEIBU PRINCE CLUB会員(年会費無料)にはホテルのフロントで当日に加入できます。
大磯近辺の御朱印
SEIBU PRINCE CLUB会員の会員料金なら割安
以上3軒の箱根・大磯エリアのプリンスホテルの日帰り温泉ですが、年会費無料のSEIBU PRINCE CLUB会員になることで1,000円~1,300円で利用できます。
タオル付でこの値段ですから、非常にリーズナブルと言ってもよい価格です。
しかも一般価格が高いので、日帰りのお客さんがあまり多くないため、とてもすいているのが良いところです。
行ったときにフロントでも入ってよいですし、事前にネット入ってもよいですので、これは会員になっておいた方がお得かと思います。