私も御朱印集めを始めてからかれこれ8年になります。当時は御朱印を集めている方は少なかったのですが、最近はテレビなどにも取り上げられかなりメジャーな趣味になりつつあり、とてもうれしい限りです。
これから御朱印集めを始める方も多いかと思います。最初の一歩を踏み出せば一生続けられる趣味になりますので、最初の始め方をお伝えしたいと思います。
御朱印とは何か
御朱印は、神社やお寺でいただくことができ、神社で用いられる固有の紋や社名、参拝日時などが墨書きされたりもします。ですから後から見て「いつ参拝したか」などがわかるので、その記念にもなります。
神社やお寺によってはそれぞれの特徴があるところ、とても美しい字で書いていただけるところもあり、本当に眺めているだけでうれしくなるような素晴らしい御朱印に出会えることもあります。
そもそもは納経の印
もともとはお経を書写してお寺に納めた「納経」の証としていただく「納経印」が始まりです。それがいつしか納経しなくてもいただけるようになり、また当時は「神仏習合」であった関係からか、神社でもいただけるようになったとされています。
しかし本来は「納経」の印ですので、現在でも納経を御朱印の条件としているところもありますし、そこまででなくともマナーに厳しいところ(特にお寺)もありますのでマナーを守って参拝してください。
御朱印の始め方
初心者の方には大きい神社から始めることをおすすめしています。先ほど述べたようにお寺の中にはマナーに厳しいところもあり、安易に行きますと叱られたりすることもありますので、まずは広く受け付けてもらえる神社で始めるのが良いでしょう。
神社の中でも観光地となっているような大きなところがおすすめです。大きなところでは御朱印専用の受付などもあり初めての方にはいただきやすいかと思います。
御朱印帳を手に入れる
御朱印は普通のノートなどにはいただけません。専用の御朱印帳が必要です。一番簡単なのは参拝する神社やお寺で購入することですが、参拝する神社やお寺で売っているかどうかわかりません。
私が御朱印を始めた8年前は御朱印帳を売っている寺社が少なくて苦労しました。最近はブームになったおかげで大きい寺社では取り扱っていることの方が多いです。私が手に入れた御朱印帳はこちらにまとめてありますので参考にしてください。
こちらにないところについては「寺社名+御朱印帳」で検索すれば、少なくとも売っていれば誰かネットにアップしていますので何かしらの情報は手に入るかと思います。
または寺社オリジナルの御朱印帳ではなく市販の御朱印帳を買うのも一つの方法です。市販のものの方が品質が良いものが多いです。下のリンクは楽天など通販でも取り扱っているお店のリストです。気に入ったところがあればこちらを使うのも一つの方法です。
御朱印帳専門店HollyHock 御朱印帳のほっこり堂
ワールドクロス楽天市場店 御朱印帳の高野山法徳堂
高知製本ショップ
受付時間
神社での参拝は基本的に24時間ですが、御朱印をいただけるのは9時から16時または17時というところが多いです。夕方は早く切り上げるところも多いので16時以降は受け付けてもらえればラッキーくらいに考えた方が良いです。
また大きな寺社は問題ありませんが、小さい神社やお寺では少ない人数でやっていますので昼時は避ける方のがマナーです。
まずは参拝を
まずは通常の作法に則り参拝をしてください。時間の短縮のためか先に御朱印をお願いしてから参拝する人が多いですが、私は基本的にはしませんし、おすすめはしません。
ただし銀閣寺など観光客の多いところに多いですが「先に御朱印帳を預けてください」というところもありますので、そういう場合は寺社さんの指示に従ってください。拝観料をとるお寺などでは拝観受付で「御朱印はどちらですか?」と聞くと、先に預けてくださいと言われることが多いです。
御朱印のいただき方
「御朱印」と書いてあるところも最近は増えてきましたが、見当たらない場合はお守りやおみくじを売っているところで聞いてみてください。そこで受け付けてくれるところもありますし、別の場所を指示されることもあります。
大きい神社ですとわりと簡単ですが、小さい神社ですと社務所のチャイムを鳴らして来ていただいたりすることもあります。
また神社によっては書き手の方がおられずに先に書いておいた「書置き」の御朱印の場合もあります。私は時間がかからずに御朱印がいただけるので割と「書置き」の方が好きです。中には不満に思う方もいるようですが、いただけただけ良かったのに不満に思う人の気持ちがわかりません。
御朱印はお代は?
御朱印のお代は300円が普通です。私が始めたころは200円のところも多かったのですが最近は300円が主流なようです。中には500円というところもあるようですので指示があればそれに従ってください。
また「お気持ちで」というところもありますのでその場合は300円を払うようにしています。「結構です」というところは300円を賽銭箱に入れるようにしています。
大きな寺社は大丈夫ですが、小さな神社やお寺はおつりがない場合もありますので100円玉を十分に持っていくことが必要です。銀行の支店には100円玉に両替できる機械があります。御朱印巡りに行く前に両替しておくとストレスなく巡ることができます。
御朱印をいただけるお寺について
神社につきましては原則として書いていただけることが多い(ただしほとんどの神社は神職さんが兼務していて無人です)ですが、お寺は数が多いですし、そもそも全部が御朱印を受け付けていただけるということはありません。(そもそもお寺は檀家さんのものですので公開していないお寺も数多くあります。)
また浄土真宗のお寺は一部の例外を除き大きなお寺でも御朱印はいただけませんので注意してください。
なお日蓮宗のお題目、御首題をいただく場合には神社の御朱印や仏教他宗派の御朱印と同じ御朱印帳にはいただけません。
私は次のようなお寺についてのみお願いするようにしています。
①拝観料を収める観光客を受け入れているお寺。
京都や奈良の有名寺院などです。拝観受付で御朱印をいただけるかを聞けますのでとても気が楽です。ほとんどのお寺でいただけます。
②霊場などの札所になっているお寺。
大きなお寺では問題なくいただけます。小さいお寺ですと少し敷居の高いところもありますが、気を強く持って呼び出しブザーを押すようにしています。霊場の札所になるには結構な登録料が必要だそうで、それをわざわざ支払っているのですからかなりの確率で歓迎してもらえます。(中には気難しいお寺もありますのでくれぐれも礼を失した行動は取らないようにお願いします。)
③その他、ご厚意で御朱印を受け付けているお寺。
拝観料を取らなくても有名寺院(浅草寺など)であれば御朱印を受け付けていただけるところがほとんどです。
また小さいお寺でも御朱印に力を入れているところもありますので事前にネット等で調べると良いと思います。
最後に
神社もお寺も宗教施設ですが、日本で生まれ育った人であれば、そこでの礼節はほとんど常識的なことばかりですので、気楽に参拝してみれば大丈夫かと思います。いろいろな寺社を参拝するうちに自然といただき方などはわかっていくはずです。
また私の別のサイト 御朱印JAPAN では地域別に御朱印をご紹介しています。事前の下調べなどで参考にしていただければと思います。
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