行く機会がなかった武山不動院
武山不動院をこれまで敬遠してきた理由
三浦半島、横須賀市にある武山不動院は東国花の寺百ケ寺、神奈川第3番、干支守り本尊八佛霊場の酉歳(不動明王)にあたる札所で、毎年四月下旬には「武山つつじ祭」など有名なお寺なのですが、地図を見る限り車で行くには厳しい雰囲気です。
毎年4月中旬から5月中旬まで行われる干支守り本尊八佛霊場の御開帳でも、ここだけは3番妙音寺に前立ち本尊が出開帳しご朱印を受け付けるなどしており道中の厳しさを感じさせます。
車で行ってド嵌りして立ち往生してしまうのは嫌ですし、厳しい山道を延々と歩くのも億劫な気がして、これまでずっと敬遠してきたのが武山不動院です。
息子が行くと言ってくれたので山道にトライ
ところが、今回は受験勉強中の息子が気分転換に我々と一緒に行ってもいいと言ってくれたので挑戦してみることにしました。息子はボーイスカウトをやっていて山道を歩くのが得意なので御朱印帳などの荷物を全部持ってもらえます。手ぶらなら何とかなるだろうという考えで行ってみることにしました。
まずは車で行けるか見てみる
まずは車でいけるかどうか不動院に唯一続いている一本道の入り口まで来てみました。そこは何とか車一台通れるかという感じで対向車が来たらまずいことになりそうなので断念して、まずは駐車場を探すことにしました。
駐車場は養護学校の近くにある公園にありましたのでそこに停めてハイキングで向かうことになりました。
武山不動院へ山道を歩く
快適なハイキングコース
駐車場から不動院へ向かうのに何種類かコースがあるようで「自然道」みたいな案内もありました。もしそれを行って途中で道がなくなっていたり、整備が不十分で怪我でもしたら嫌なので先ほどの車での道を歩いて行くことにしました。
車で行けたかも
一本道に入ると入り口こそは厳しい雰囲気があったものの、途中からはそこそこ良い道で快適でした。車が退避できるところもありましたので十分車でもいけたのではと思います。歩いている最中、何台かの車に追い抜かれましたので、もしかしたら普通に車で行くところなのかもしれません。
何とか到着
当日は天気も良く、爽やかな気候でしたので、何とか休み休み登って行き不動院までたどり着くことができました。
御朱印帳などの荷物を息子に全部持ってもらえたので助かりましたが、あれを持っていたら相当に厳しかったのは間違いないです。
武山不動院にお参り
武山不動院の歴史
武山不動院の歴史は古く、応永4年(1397)年に奈良東大寺の僧、万立が関東行脚の途中、この地に立ち寄り、不動明王の霊験を感じ彫刻したのに始まるとされています。天和3(1683)年に山頂に移され、以来、豊漁や海上の安全に霊験あらたかな不動尊として厚い信仰が寄せられ、別名「波切不動」とも言われています。
1月28日の「初不動」、4月下旬から5月にかけて開催される武山ツツジ祭りにはたくさんの人がつめかけるそうです。
参拝し御朱印をいただく
不動院には他に何組かの参拝客がいらっしゃり、お寺の方から一緒に説明を受けました。
また授与所にて御朱印をいただきました。
展望台から三浦半島を見下ろす
参拝後は展望台があったので、そこからの眺めを楽しみました。三浦半島を一望できる素晴らしい景色です。
今日はハイキングと御朱印を一緒に楽しめた爽やかな一日でした。付き合ってくれた妻と息子に感謝です。