御朱印旅紀行

全国の寺社を旅行して御朱印をいただいています。

名古屋御朱印巡り(大須観音・丸の内・袋町)

 この日は名古屋の街中の寺社をまわる日程です。都会なので車は借りずに電車・バス・徒歩で行きました。

大須エリアの御朱印散策

大須観音参詣

 前日はホテルに泊まって、まずは地下鉄「大須観音」駅で降りて、大須観音に向かいました。大須観音は2年前にも訪れましたが時間が遅かったので納経所が閉まっていて御朱印をいただけなかったので2度目の参詣です。

 観光や出張で名古屋に行くと駅前などビルが立ち並んで近代的な雰囲気なのですが、ここ大須は古き良き「昭和」の雰囲気が残っていて良い街です。SKE48の2011年のシングル「バンザイVenus」のMVにも出てきてなかなかインパクトがありました。

 大須観音は「日本三大観音」の一つとされています。しかしその「日本三大観音」は浅草観音、津観音とここ大須観音だそうですが少し微妙です。観音様をまつる高名なお寺は他にもたくさんあるにもかかわらずなぜこの3寺なのかよくわかりません。

 大須観音は後醍醐天皇が大須郷に創建した北野天満宮の別当時として僧能信が創建した真福寺が始まりで、著名なお寺としては比較的新しいお寺かと思います。徳川時代に現在の地に移転した後、明治25年と昭和20年の空襲で焼けてしまい、現在の伽藍は昭和45年の再建によるものです。

 名古屋を代表するお寺らしく参詣客がひっきりなしに訪れて雰囲気の良いお寺です。

 御朱印は御本尊、尾張三十三観音、名古屋二十一大師、東海三十六不動、なごや七福神のものをいただきました。またオリジナルの御朱印帳と尾張三十三観音、名古屋二十一大師の専用納経帳も購入しました。大きいお寺なので御朱印の対応も慣れたものですのでストレスなくいただくことができます。

大須の街中を歩く

 次に「七寺」に向いますが、せっかくなのでしばらく大須の街をブラブラすることにしました。大須のソウルフード「唐揚げ」のお店、人気の雑貨店「水曜日のアリス」1号店、コメ兵や巨大招き猫などの見どころを一応見て回りました。

 途中で「富士浅間神社」があったので参拝しましたが御朱印はいただけませんでした。こちらは1495年に、後土御門天皇の命により、富士山本宮浅間神社から分霊を勧請し、創建されたそうです。

七寺(ななつでら)へ

 七寺は正式には稲園山 正覚院 長福寺というそうで、七寺は通称です。延暦6年(787年)、紀是広が7歳で亡くなった子を弔うために七堂伽藍を建立したことから、七寺と呼ばれるようになったと言われています。なお創建はこれより50年ほど前の天平7年(735年)です。

 

 尾張徳川家の祈願所として栄え、大須界隈では大須観音を凌ぐ賑わいであったそうですが、昭和20年の名古屋大空襲で本堂、三重塔など経蔵以外の七堂伽藍全てを焼失し、さらに戦後の復興に伴う再開発などで寺域のほとんどを失い、現在は街中の普通の小さな寺になっています。

 お寺は拝観料を払うと本堂内を説明していただけます。またその時にお寺の歴史などをお話しいただけました。

 御朱印は名古屋二十一大師と東海三十六不動のものをいただきました。 


 大須エリアはここで切り上げ次は丸の内方面に向かいました。 

丸の内エリア散策

 名古屋東照宮と那古屋神社へ

 大須から地下鉄で丸の内まで行きます。名古屋をご存じない方には細かい地名はわからないかもしれませんが「丸の内」は東京のそれと同じく名古屋の中心部で、いわゆる官庁街です。

 まずは名古屋東照宮と那古屋神社へ。この2社は隣り合っていますのでいっぺんに回れると思ったのですが、あいにく那古屋神社の方がお留守でしたので、他に行ってから再度伺うことにし、名古屋東照宮の御朱印のみいただきました。見開きですがシンプルな御朱印でなかなか格好いいです。

愛知県護国神社に参拝後、再び那古屋神社へ

 名古屋東照宮から太い道を渡って旧名古屋城内に入ると愛知県護国神社があります。あまり知られていませんが尾張藩は徳川御三家筆頭でしたが戊辰戦争の時は官軍側に立ち、征東軍中で最大の戦力を供出しています。いろいろと事情はあるでしょうが、紀州吉宗に徳川将軍家を取られ、水戸慶喜にさらにさらわれた経緯を考えると、尾張藩が将軍家のために戦う義理はないと考えても不思議ではありません。

 こちらで御朱印をいただき、再び那古屋神社へ戻ります。

 那古屋神社は911年創建とされる古社で、織田信長の父である織田信秀ともゆかりの深い神社で今回特に行きたかった神社です。

 今回戻った際は神職さんがいらっしゃり御朱印をいただけました。私の前に2組御朱印を待っている方がいてなかなかの人気です。

桜通へ南下

 ここから町を南下し桜通方面に向かいます。桜通はJR名古屋駅からまっすぐに伸びる名古屋のメインストリートのような通りです。その道沿いに桜天神社があります。こちらも織田信秀ゆかりの神社で、山田天満宮、上野天満宮とともに那古屋三大天神の一つとされています。

袋町お聖天から延命院へ

 ここからさらに南へ少し歩くと福生寺、通称:袋町お聖天があります。こちらは幅広く信仰を集めているようで参詣客がひっきりなしでした。御朱印は4種類いただけますが、お客さんがいる中でのお願いできたが、快くご対応していただきました。

 そこから向かって右方向に歩いて延命院へ行きました。当初の下調べでは予定にありませんでしたが名古屋二十一大師霊場の札所で近くにあるということでしたので立ち寄ってみました。

 こちらで御本尊と名古屋二十一大師霊場の御朱印をいただきました。 

 その後、名古屋中心部はここで切り上げて、中村区の豊臣秀吉関連の寺社に向かいました。 

関連記事 

名古屋市中区の御朱印(大須観音・七寺・名古屋東照宮・那古屋神社ほか)

 

スポンサードリンク