観光地ではないが御朱印的には外せないエリア
この日は栃木県の栃木市と宇都宮市の間、壬生町、上三川町、真岡市のエリアを散策しました。
このエリアは北関東道の沿線になります。あまり観光では行かない地域ですが歴史のある地域で古い寺社がいろいろとあって回りがいがあります。あまり欲張っても1回では回り切れそうにないので、とりあえず有名どころを抑えることとしました。
御朱印帳を扱っている雄琴神社、「円仁生誕の地」壬生寺、美しい名前で知られる白鷺神社、「日本一の大えびす」大前神社です。
少し長くなりそうですので、2回に分けてご紹介します。今回は壬生町の雄琴神社、壬生寺とその周辺をご案内します。
円仁生誕の街 壬生町
壬生町の総鎮守 雄琴神社
壬生町は御朱印ファンなら良くご存じの慈覚大師円仁の生まれた所です。また、かつて、おもちゃ工場を誘致して工業団地を開発したことから、「おもちゃのまち」というユニークな地名が存在することでも知られています。その町の総鎮守がこの雄琴神社です。
この神社は寛治5年(1091年)に清原武則子孫の保定が祖先の舎人親王を祀ったのが創建とされます。その後、寛正3年(1464年)に下野壬生氏初代の壬生胤業(京都の下級公家小槻氏の後裔とされる。壬生氏は豊臣秀吉の小田原攻めで滅亡。)が、近江国の雄琴神社から勧請して合祀し、社号を「雄琴大明神」に改めたそうです。
場所が壬生町役場の近くということで栄えているところかなと思ったのですが、周りは住宅地で特に何もないところです。
道から入ってすぐ、鳥居の横に駐車場があり、そこから少しですが歩きます。
本殿に参拝し、授与所で御朱印をいただきました。事前に調べた通りオリジナル御朱印帳の販売がありましたので購入しました。
神社の裏手の方も見てみたのですが特に何もなかったので引き返しました。
円仁生誕の地 壬生寺
こちらは、かの慈覚大師円仁の生誕の地です。円仁は第3代天台座主で、入唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人です。師最澄の天台宗の確立にともに取り組み、大いに貢献しました。慈覚大師円仁が開山したり再興したりしたと伝わる寺は立石寺、中尊寺、壬生寺など全国に凡そ700箇寺あるともといわれ、特に関東、東北には非常に多く、このエリアで御朱印巡りをしている私にはよく聞く名前です。
その円仁生誕の地に立つ「壬生寺」は、江戸時代の貞享三年(1686年)に日光山輪王寺の 門跡天真親王が、慈覚大師の旧蹟が荒廃しているのを嘆き、時の壬生城主三浦壱岐守直次に命じて大師堂を建立したとされています。
私の調査不足でこちらのお寺の存在を知らずに行ったのですが、表に「慈覚大師ご誕生の地」の大きな看板があり、これは捨て置けないと思い、行ってみることにしました。
幼稚園を併設しているお寺で境内を先生方が掃除している最中でした。御朱印は住職さんと思われる園長先生から幼稚園の事務所で書き置きのものをいただきました。
蕎香で昼食
昼食の時間になりましたのでネットで探してみるとそば店「蕎香」の評判が高いようなので行ってみました。
田舎の家を改造した趣のある造り風のお店です。蕎麦のお味もなかなかでした。ちたけ汁というご当地のきのこ汁の一種で楽しみます。
ただお店の「通の隠れ家」との宣伝文句ですが、ネットにものっているし、道路にも大きな看板があったりと矛盾しているのには苦笑してしまいました。
道の駅「みぶ」へ
道の駅は野菜の産直があったりしますので見かけたら立ち寄るようにしています。道の駅「みぶ」は北関東道のSAのみぶハイウェイパークと併設になっています。最近の高速は予算不足のためがSAPAが極端に少なくなっていますのでこういう形でも作ってもらえると助かります。地元の街にとっても一定の需要が見込める商業施設は貴重でしょうから一石二鳥かと思います。
こちらはソフトクリームが有名だそうですがこの日は遠慮して、野菜を買っただけで次の目的地に向かいました。
次回:白鷺神社・真岡市編に続きます。