本日は江戸三十三観音の札所が多く集まる本駒込~白山エリアをまわりました。地下鉄南北線「本駒込」駅を降りてまずは8番札所清林寺へ。
境内は工事中でした。
ちょうど伺ったときに戻って来られたようですんなり御朱印をいただけました。
続いて徒歩で9番定泉寺へ。その昔太田道灌の矢場があった本郷矢場町にに建てられましたが、明暦の大火の後当地へ移転したそうです。
こちらも庫裏にて御朱印をいただきました。
近くに「駒込土物店跡」の碑がありました。土物店というのは青物(野菜)の市のことで、江戸時代、神田、千住と並び3大青果市場として知られたそうです。
本駒込駅付近に戻ったところで少し休憩、「江田珈琲店」と言う渋い感じの喫茶店があったので入りました。
落ち着いた雰囲気で一人でも入りやすかったです。
休憩後、10番浄心寺に向かいます。こちらはもともと湯島妻恋坂付近に創建されましたが振袖火事により当地へ移転したそうです。それにしても江戸時代は火事の影響がとても大きいのに驚かされます。今で言えば大震災並みの影響力でしょうか。
こちらは比較的大きなお寺で斎場も併設しています。御朱印は庫裏にていただきました。
続いて11番円乗寺へ。
こちらは天和の大火の起因となった八百屋お七の舞台ともなった寺院で、現在も八百屋お七の墓所が残されています。
東京のお寺を歩いていつも思うのは江戸時代の歴史的名所がかなり冷遇されているなということです。赤穂浪士の討ち入りの舞台など、もっと観光地化してもおかしくないところが故意に無視されているような気がしてなりません。明治以降に東京に入った新政府が江戸時代を野蛮なものとして扱ってそれが現在も続いているように思えます。
さらに23番大円寺です。番号は飛びますが近くにあります。
こちらには八百屋お七にちなむ「ほうろく地蔵」がある(八百屋お七はここからの出火が原因)他、高嶋秋帆の墓、斎藤緑雨の墓があります。
御朱印は庫裏にていただきました。
最後に近くの白山神社へ行きました。
こちらは東京十社巡りのときに行き、今回は再訪になります。ちょうど「あじさい祭り」をやっていて結構な人出でした。
授与所も空いていてスムースに御朱印もいただけました。