本日は函館の寺社をまわってから、松前まで足を延ばしてみました。初夏の爽やかな気候の中、爽快なドライブです。
函館山周辺の寺社を巡る
函館八幡宮
本日はレンタカーを借りたので軽快に移動できます。まずは函館山の左側にある函館八幡宮です。こちらは市電の谷地頭駅から右折して坂道を登ります。
こちらの神社の歴史は北海道としては非常に古く、室町時代の文安2年(1445年)の建立、蝦夷地総社として徳川幕府、明治政府からも崇敬されてきました。
ここまでくるとほとんど観光客の姿はなく、爽やかな気候の中、ゆったりとした時間を過ごせました。
御朱印は授与所でいただきましたが御朱印帳は売り切れで買えませんでした。せっかくの機会なのに残念です。
高野寺 北海道33観音第1番札所
続いて北海道33観音霊場の第1番札所 高野寺です。こちらは函館八幡宮から坂を下りて、市電の谷地頭駅を越えて反対側の海の方にあります。
住宅地の中ですが北海道ですので道幅も広く走行には全く問題ありません。
こちらのお寺は明治17年の建立ですが、本尊の大日如来像は高野山から下付された藤原時代のもので彫刻としては北海道唯一の国の重要文化財に指定されています。
本堂はコンクリート造ですがこれが建設された当時(昭和12年)は画期的なことであったそうです。
北海道33観音の第1番札所でもあるので、もう少し大きなお寺を想像していましたが普通の町中のお寺といった雰囲気でした。
御朱印は庫裏にていただきました。
船魂神社
函館山の観光地エリアに戻り船魂神社に向かいます。ここは前回バスでまわったときに行っておくべきでした。神社の近くまで車で突っ込んだのですが駐車場スペースがほとんどなく難儀しました。車で行くのならば近くの観光駐車場に停めて歩くのが良いと思います。
この神社は何と保延元年(西暦1135年)崇徳天皇の御代ですから平安時代創建でもちろん北海道最古の神社です。源義経が海を渡ってこの地に着いたという伝説もあり、なかなか北海道では味わえない歴史を感じる神社です。
函館港(巴港)を見下ろす位置にあり、港を航行する船の守護神として長く崇敬されています。
授与所にて御朱印をいただき、オリジナル御朱印帳も購入しました。
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車で湯の川へ向かう
このエリアにある函館護国神社、高龍寺、厳島神社には前回参拝したので、次に湯の川方面に向かいます。湯の川温泉の守り神「湯倉神社」です。
湯倉神社
湯の川温泉の発祥の地と言われていて、境内下には「函館湯の川温泉発祥の地碑」があります。温泉の起源は早く、室町時代の1453年と言われています。
神社は市電終点「湯の川」駅のすぐ近くにあります。目の前の道路はかなりの交通量で車の出入りに少し緊張しました。
境内には、なでうさぎ(神兎)や開運小槌など珍しいものもあり、北海道の神社らしく独特の雰囲気があります。
御朱印はこちらの授与所にていただきました。また神社オリジナルではないのですが北方領土の一日の早い返還を願う記念の御朱印帳を購入しました。
神山教会
朝から市内を走り回り、湯倉神社の駐車場から太い道に出るのに緊張したためか、この神山教会のお参り時にはかなりぼけていたようで写真を撮り忘れてしまいました。
ここは教会とありますがれっきとした真言宗の仏教寺院です。明治36年の開山です。北海道33観音第2番札所のため立ち寄りました。
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松前までの海沿いドライブ
せっかく函館まで来ましたので、前から一度行きたかった松前まで行ってみることにしました。まだ昼前でしたので、向こうまで行っても十分に帰りの飛行機に間に合う時間です。
主に海沿いの景色の良いところを走る爽快なドライブです。
福島大神宮
途中の福島町にある福島大神宮はこの道中で大きい神社なので立ち寄ってみました。
北海道の南端らしく創建はかなり古く創立年は不詳ですが室町期かと思われます。毎年9月に行われる例大祭では、京風の文化的影響を受けた開拓前期の松前文化の特色を備えたかなり独自のものだそうです。
参拝後、社務所に立ち寄ったのですがお留守だったようで、残念ながら御朱印はいただけませんでした。なおあきらめきれずに帰りも寄ってみたのですが、その時もお留守でした。
松前藩屋敷
松前町に入り松前神社を目指したのですが、お城の中にあって道が入り組んでいて、たどり着けずにぐるぐると迷ってしまいました。そんな中松前藩屋敷という観光施設があったのでまずはそちらを見学しました。
藩政時代の松前の姿を今に再現したのがテーマパークで、松前藩があった頃の武家屋敷、商家、漁家等が再現されています。
入園料は360円とそんなに高くないので松前に行ったのであれば入って損はないかと思います。
当時は北海道の産物を江戸や上方に送る基地だったのでとても賑わっていたのがわかります。
松前神社
駐車場で観光地図とスマホで確認して、今度は間違えないように松前神社を目指します。
場内の道は入り組んでいて近くまで行っているはずなのに神社が見当たらないので、近くで車を停められそうなところに停めて歩くことにしました。そんなに大きなお城ではないのですぐに着きました。
松前城はロシア艦隊などからの海防を目的に当時の居城であった福山城を拡張・改築したもので、長崎の石田城とならんで最後の日本式の城郭です。
松前神社は明治12年に武田信廣公の蝦夷地開拓の基礎を築かれた功績を追慕して、旧松前場内に建立された神社です。
こちらでは書き置きですが授与所にて御朱印をいただけました。ここまで来て御朱印なしではかなりがっかりするところでしたので良かったです。
道の駅 北前船 松前
函館から昼食をとらずに一気に来ましたので、ここで遅い昼食にすることとしました。ネットでいろいろ見ましたが一番入りやすそうで確実に開いていそうな 道の駅 北前船 松前にある「北前食堂」でまぐろを食べることにしました。
松前は津軽半島を挟んでマグロで有名な大間の向かいですから当然美味しいまぐろが食べさせてもらえると期待です。
せっかくなので、少々値段は張りましたが中トロを頼みました。
さすがに美味しかったです。拡大すると見ただけでも美味しさが伝わってきます。
景色も美しくずっといたい気分でしたが帰りの飛行機もあるので、函館までもどりました。
なかなか行くことのできない北海道南端を堪能することができました。また機会があれば行きたいです。
*この記事は平成28年7月11日の旅行記です。
函館・松前の御朱印はこちら
函館市の御朱印 | 御朱印JAPAN