GW期間中に京都・滋賀へ
仕事の関係で上賀茂神社の賀茂競馬にお招きいただき参列させていただくことになりました。京都市内のホテルはGW期間中でとても高かったので、前日はお隣の滋賀県の南草津のホテルに泊まり、まだ行っていなかった西国14番三井寺に参拝しました。
新幹線を京都で降りてそのままJRで膳所まで戻ります。そこから京阪に乗り換え三井寺駅まで行きました。
良く調べて行かなかったので何組かいた参拝客と思しき人に付いて行ったのですが、結果から言うと全員間違っていて、駅からの広い道を直進してしまいました。
三尾神社に参拝
三井寺の三門を目指したのですが、隣の三尾神社に着いてしまいました。こちらの神社は眷属さんがウサギで、境内のあちこちにウサギがいます。創建年代は不詳で、伊弉諾尊が降臨して長等山の地主神となったのが起源であるとされます。
貞観元年(859)、園城寺を再興した智証大師円珍は三尾明神の社殿を琴緒谷に復興、応永33年(1426)には足利将軍によって現在の社殿が再建され、慶長年間(1596~1615)豊臣秀吉により修復されるなどしています。
御朱印は授与所にていただきました。また蝉丸神社の御朱印も一緒にいただきました。
えんむすびのご利益もあるらしく、カップルや女性同士のグループなどの参拝客がちらほらいらっしゃいました。
三井寺別所水観寺
三尾神社の脇に三井寺の裏側にあたる入口がありましたので、拝観料を支払って入りました。
まずは薬師如来の旗が立っていた水観寺にお参りしました。
こちらは西国薬師霊場第48番の札所となっています。
西国薬師霊場の専用納経帳を持っていますのでそちらに御朱印をいただきました。
三井寺観音堂 西国14番札所
水観寺から三井寺観音堂に向かいますが、なかなかの階段で、当日は結構な蒸し暑さでしたので、恥ずかしながら息が上がってしまいました。自分よりもっと年配の方も登っていたので恥ずかしかったです。
観音堂はさすがは西国札所になるほどの歴史と風格を感じる建物です。
御朱印は西国14番のほか、びわこ108霊場6番と同じく5番の近松寺のものをいただけます。
登りで体力を消耗したので併設の食堂で軽い食事とアイスコーヒーをいただきましたが、間抜けなことにサングラスを置き忘れてしまい、後から戻ってくるという失態まで演じてしまいました。
三井寺別所微妙寺
観音堂からなだらかな道を伝って次の目的地である微妙寺を目指しましたが、途中でサングラスを忘れたことに気づき引き返したことでまたまた体力を消耗してしまいました。
微妙寺はかつて五つあった三井寺別所の一つで、現在では別所自体は二つが廃寺となっており残りは三か所であり、こちらはその一つです。
御朱印は納経所でいただきましたが「十一面観音」と「黄不動尊」の二つがいただけます。
ここで向かいの美術館に入ろうか迷いましたが疲れ気味だったのでやめました。忘れ物が痛かったです。
金堂に向かう途中で御朱印はいただけませんでしたが各所で参拝しました。
三井寺金堂
金堂は桃山時代に豊臣秀吉の正室北政所によって再建されたもので国宝に指定されています。
往時には広大な寺域を有し、天台宗山門派の延暦寺と並ぶ力を誇っていた大寺院だけあってとても立派な本堂です。
こちらに安置されています本尊の弥勒菩薩像は絶対秘仏とされています。こちらは天智天皇の御念持仏と伝えられています。
こちらではオリジナル御朱印帳を購入できます。紙質が良く表紙も美しい素晴らしい御朱印帳です。黄色の御朱印帳を買いましたが色違いのものも買えばよかったと後悔しています。
三井寺釈迦堂
最後に山門に向かって坂を降りて行き釈迦堂へお参りしました。
元和7年(1621)に京都御所の清涼殿を移築したものとも伝えられており、室町初期に建てられた食堂遺構として大変貴重な建物で重要文化財の指定を受けています。
本来であれば一番最初に行くはずのところですが今回は裏側から入ってしまったので最後の参拝となりました。
御朱印をいただき、出口を出てお土産店でしばらく休憩した後、駅まで歩いて帰り、本日の宿泊地の南草津まで行きました。