早春の西伊豆へ
2月頃になるとテレビで西伊豆が取り上げられることが多いです。何より暖かいですし早咲きの桜も咲き始めますのでこの時期にどこかへと言うことになると当然有力な候補になるでしょう。
修善寺
今回は修善寺から土肥を経て駿河湾フェリーで清水まで行くルートです。まずは新東名を長泉沼津ICで降り伊豆縦貫道を利用して修善寺に向かいました。以前は沼津近辺がゴチャゴチャして渋滞もしていましたが新東名ができて道が整備され、お陰ですんなりと修善寺まで到着できました。
修禅寺は修善寺の温泉街の中にあります。狭いところに立地しているので参詣用の駐車場はないようでした。観光地だけあってお値段もそれなりでしたが、短い時間ですのでとなりの有料駐車場を利用しました。
修禅寺はそもそも空海が創建した歴史のあるお寺で源頼朝の弟の範頼と鎌倉2代将軍源頼家が幽閉、殺害された寺としても知られています。
伊豆を代表するお寺ですので、かなりの観光客で賑わっていました。
御朱印をいただいた後に宝物館の見学もしました。
こういうふるいお寺の「お宝」はなかなか見るべきものも多く、歴史好きの自分としてはとても楽しめました。
日枝神社
さらに隣の日枝神社も参拝し御朱印もいただきました。こちらは修禅寺に比べて人も少なくゆっくり参拝することができました。
根周り5.5m、高さ25mという「一位樫」があるほか、根元が一つになっていて、そこを通過できる樹齢800年の「子宝の杉」もあります。
安楽寺のまぶゆ
次に西へ進み土肥に向かいました。まずは金山採掘中の坑道から温泉が湧出し土肥温泉発祥の湯となっている「まぶゆ」がある「安楽寺」へ。「まぶゆ」の見学には拝観料(150円)が必要です。
奥に何かありそうでしたが写真の通りでした。
土肥神社
その後「土肥神社」に参拝しましたが、こちらは誰もいらっしゃらず御朱印はいただけませんでした。大きい神社で雰囲気もありましたので御朱印を期待したのですが残念です。
清雲寺
続いて伊豆市役所土肥支所の裏手にある清雲寺へ。こちらは東京池上本門寺直轄の日蓮宗の名刹で日蓮上人の一代記を描いた畳一畳大ほどの極彩色の板額絵90枚が揚額されています。こちらが有難いことに上人様がいらっしゃり御首題をいただきました。
土肥達磨寺
そろそろお腹が減ったのでご飯を食べるところを探したのですがピンを来るところがなく、そのままドライブして「土肥達磨寺」へ行きました。こちらは富士山の好展望地として知られる小下田の富士見台にあるお寺で達磨寺として名高い京都法輪寺の分院だそうです。
かなり商売熱心なお寺でいろいろがんばっています。本堂の拝観料は500円ですがご本尊の達磨大使坐像は中々のインパクトで見ごたえがありますので是非ご覧になることをおすすめします。ちょっと怖いですが・・・。
いろいろお土産物なども売っておりかなり商売熱心なところです。参拝は歓迎してもらえるかと思います。
駿河湾フェリー
お寺からまた土肥の街に戻る途中に清水港行きの駿河湾フェリー乗り場があったので立ち寄るとあまり待たずに乗れるとの事。せっかくなので船旅を楽しむことにしました。
船から富士山が一望できとても良い眺めです。船に乗るという非日常の経験が東京から日帰り圏内で楽しめるというのはなかなかの発見です。どこか遠くに来たかのような気分に浸れます。休日の伊豆の渋滞を避けるという効果もありますのでおススメかもしれません。
清水では梅蔭寺の次郎長記念館を見学しました。名前は知っていましたがドラマではなく実際の人物がどんな人だったか知りませんでしたので勉強になりました。
なかなかここだけ来ようとは思わないところなので良い機会だったと思います。
この後、東名高速を使って家に戻りました。