東国三社巡りへ
御朱印巡りを始めたころに「鹿島神宮」「香取神宮」ともに参拝しましたが、もう1社の「息栖神社」は行ったときは社務所が閉まった後でしたので御朱印はまだでした。また「鹿島神宮」「香取神宮」の御朱印帳を購入していなかったのも心残りでしたので、今回3社まとめて参拝することにしました。
鹿島神宮・護国院に参拝
前回こちらへ参拝したときは「初詣」期間でしたので、街中が車だらけでごった返していましたが、今回は普通の日でしたので落ち着いた感じです。
境内も前回はどこをどう歩いたか覚えていないほどの混雑でしたが、今日はゆったりとしていて、結婚式なども行われていました。
本殿を参拝してから、宝物館でちょうど国宝である日本最古最大の「直刀」の展示があったので拝観させていただきました。
御朱印帳を購入し御朱印をいただいてから、次は近くの「護国院」へ向かいます。
こちらは北関東36不動霊場の第29番札所になります。
鹿島神宮内の護摩所として708年に創建されたそうで、本尊の不動明王は成田山新勝寺と兄弟不動様(同じ一木から彫刻された)と伝えられています。
日本最古の寺と鎌足神社
鹿島の街を出る前に気になるスポットがあったので立ち寄ってみました。
まずは「鎌足神社」です。藤原鎌足の生誕地は一般的には現在の奈良県とされていますが、実は鹿島であるという説もあるそうです。鎌足の生誕の地であり、屋敷跡があったとされるこの場所に彼を祀る神社が建てられたそうです。
小さなお社がひっそりと佇んでいました。当然ながら御朱印はありません。
そこから徒歩ですぐのところにある「根本寺」。推古天皇の廿一年(613)聖徳太子の開基とされ日本最古の寺の一つとされています。その後源頼朝が再興し、江戸時代には松尾芭蕉も当寺を訪れ
月はやし 梢は雨を 持ちながら
寺にねて まこと顔なる 月見かな
の2句を残しています。
御朱印もお願いしてみようと思いましたが残念ながら誰もいらっしゃらないようでした。
息栖神社に参拝
続いて東国三社の一つ「息栖神社」に到着です。普通の神社としては大きい方ですが、他の2社に比べるとかなり小さい感じです。
鹿島神宮の摂社であったとも言われていますが、古くから朝廷から崇敬を受けた、東国開発の拠点として位置づけにあったものと思われます。
今回は通常の時間帯でしたので授与所も開いていて、無事に御朱印をいただけました。
キッチンハウスかやで昼食
潮来の「キッチンハウスかや」で昼食を摂りました。ここは以前に茨城県南部エリアを横断して寺社巡りをした帰りに立ち寄ったお店で、とても美味しかったので2度目の訪問になります。
今回は昼時でしたのでラインメニューをいただきました。
お店の前に公共の無料駐車場もあって利用しやすくおすすめです。
利根川を渡り香取神宮へ
東関道に乗り利根川を渡り千葉県側に入り「香取神宮」へ向かいました。「かとり」「かしま」で、両方とも「か」で始まっているほか「鳥」と「嶋」は字も近く「鹿鳥」(かとり)、「鹿嶋」(かしま)と書くと、この2社の類似性がみられて興味深いです。
香取神宮へは一度目は初詣に来て交通渋滞で断念し、2度目に無事に参拝できましたが、その時は御朱印帳を買わなかったので、今回3度目となります。
境内の新緑がとても美しかったのが印象的でした。
境内には「よど号事件」で乗客の代わりに人質になった山村元運輸大臣の銅像もあります。
少し時間も早いですが、本日の目的の寺社はすべて回ったので、ここで引き上げることとしました。