年末に一度訪れた伊豆の国市ですが、時間がなくあまり回れなかったので再訪しました。
願成就院
まずは前回拝観を休んでいた願成就院へ。
文治5年(1189年)に、北条政子の父で鎌倉幕府初代執権の北条時政が、娘婿の源頼朝の奥州平泉討伐の戦勝祈願のため建立したと伝わっています。
こちらでは国宝に指定された運慶作の仏像が間近で見ることができます。関東に運慶作の仏像はあまりないのでとても貴重です。わたしは仏像に関しては全くの素人ですが、その佇まいというか気品というか何とも言えない雰囲気があって、とても感動しました。東京から高速ですぐですので是非行ってみることをおすすめします。
北條寺
続いて北條寺へ。こちらも名前のごとく北条氏ゆかりのお寺です。こちらは2代執権北条義時の創建です。
初代執権北条時政は後妻とその子を可愛がったため、長男の義時と娘の政子と対立し最後は追い落とされます。後妻を持った親と長男の対立は、平清盛と重盛の対立と同じ構図であり、日本の歴史にしばしば見られる光景です。歴史の通説ではあまり重要視されない女性の影響力ですが、実はかなり大きなものであったと考えるのが妥当だと思います。
こちらのお寺にも運慶作の「木造阿弥陀如来坐像」があります。要予約のため残念ながら拝観できませんでした。
お寺にロウバイ園がありとても綺麗でした。
姫沙羅(ひめしゃら)で昼食
中伊豆で気に入っているお店「姫沙羅(ひめしゃら)」で昼食にしました。
伊豆のお魚とうなぎが名物のお店です。
特にお刺身は新鮮でとても美味しいです。平日ですとランチがお安いのでおすすめです。
本立寺で御首題をいただく
続いて本立寺に向かいます。こちらは1261年、伊豆(伊東)に流されていた日蓮が、十六代当主江川太郎左衛門英親に招かれ教化を行ったところです。
日蓮宗三十二本山の一つです。
御首題は書置きのものをいただきました。御首題は書くのに時間がかかり、わざわざ書いてもらうのは申し訳ないので、こうして書置きを置いておいてもらえると助かります。
頼朝政子像
1159年(平治元年)、平治の乱で敗れた源頼朝は、平清盛に捕えられたましたが、清盛の継母池禅尼の命乞いで、翌年、伊豆国の蛭ヶ小島に流罪となったとされます。蛭ヶ小島と言っても「島」ではなく、そういう地名です。
湯~トピアかんなみ
最後に函南町にある「湯~トピアかんなみ」へ。公共の施設で造りがゆったりしていてなかなか快適な施設です。
天気が良ければお風呂から富士山が見えるそうで今度は昼間に行ってみたいと思います。