世田谷区岡本の静嘉堂
この日は世田谷の静嘉堂と調布市の神代植物公園のはしごをしました。都内なので少し離れている気がしてしまいますが、御朱印巡りで地方に行けばこのくらいの距離は「近場」です。むしろじっくり見られる時間が取れてうれしいです。
静嘉堂の設立由来
静嘉堂は、かの岩崎彌太郎の弟で三菱二代社長の岩﨑彌之助とその子供の岩﨑小彌太の父子二代によって設立されました。国宝7点、重要文化財84点を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500点の東洋古美術品を収蔵しています。
国宝「曜変天目」は特に有名
その中でも国宝「曜変天目」は特に有名で、南宋時代に偶然によって作られた逸品で、もともとは徳川家の所蔵であったものが春日局を経て、その実家である稲葉家に伝えられたとされています。。今日、世界中で現存する曜変天目は三つで、すべて日本にあり、あとの二つは京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館所蔵で、全て国宝に指定されています。(鑑定団のものは違うでしょう。)
静嘉堂のロケーション
静嘉堂は世田谷区岡本にあり、環八の西、東名高速の南のエリアにあって、徒歩で行っても田園都市線の用賀駅から環八を超えてさらにかなり歩きますので、わざわざ行く以外は、まずは近くを通ることはないところです。
この日は車で行きましたが東名用賀インターの側道から入ってカーナビを頼りに住宅街の中を走っていきました。
入口まで車で行けたかも
駐車場入り口の看板があったのでそこで駐車し、坂を歩いて向かいましたが、駐車場に停めている車は少なく、しかも歩いている横を車が走って行きましたので上に駐車可能なのではと思われます。
上品な雰囲気
都内とは思えないような緑の中の道を数分登ると静嘉堂がありました。館内は広いとは言えませんが高級な設えがなされ、とても綺麗に整備されています。「お金もあって上品」と言った感じでしょうか。
お目当ての国宝「曜変天目」は入口近くの展示エリアに飾ってありました。ガラス越しですが間近で見ることができます。「目利きになるにはたくさんの本物をみるべきだ」を鑑定団の人が言っていたのを思い出しつつ、ゆっくり鑑賞しました。
深大寺そばで昼食
本当は美術館かその近くのオシャレなお店があれば、そこでお昼を食べようと思っていたのですが、そんな所は全く気配すらなかったので、車で次の目的地の神代植物園に向かうこととしました。
神代植物公園といえば近くに深大寺そばのお店がたくさんあります。わたしの行きつけは「深水庵」で、ここはそばも美味しいのですが、何といっても車が停めやすいというのが一番のメリットです。
こちらでおそばを堪能してから車を置いて神代植物公園に向かいました。
神代植物公園へ
神代植物公園ではバラが見ごろ
おそば屋さんから歩いて深大寺でお参りし、そのまま公園の裏の入り口から入園しました。
神代植物公園ではちょうど春のバラフェスタが開催されていてたくさんの人とバラで賑わっていました。
神代植物公園のバラは「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞している最高水準のバラが展示されています。
春のバラは5月のGW頃から5月一杯楽しめます。
深大寺で御朱印をいただき、美しいバラを鑑賞する一日はいかがでしょうか。
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